TIMExYEN時間術

TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則

• 作者: 長野慶太
• 出版社/メーカー: 草思社
• 発売日: 2009/04/22
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則


まとめ

時間術の本だが、生涯の時間を考え、やることを選別し

自分の時給より価値の上回る仕事をしなさい。ということを

明確にする思考と方法を伝えている。

TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則

詳細

あなたが現在３０歳としてあと５０年生きるとすると

１日２４時間のうち有効に活用できる時間が、睡眠や食事や風呂など

工夫しがたい時間を１０時間とすると残り１４時間

５０年X３６５日X14時間＝260,000時間

これをどう有効に使っていくかが本書の思想のもとである。

つまり時間は有限なので、それを意識して自分の時給より

価値がある行動を選択しておこなわければ、

時間はいくらあっても足りないということだ。

本を読む場合でも

本を読む目的、本を読む目標、読書時間を決め

その指標を紙に書いて読書を行動に結びつけるという

ことが説明してある。

しかし、効率化を突き詰めていながら、

「しかしここでもやはり大事なのは時間術の技術自体ではなく、

あなた自身の中長期のスキルアップであり、中長期の仕事の

アウトプットである」とも言っている。

つまり、無駄を排除するにしても最終目的は、自分の幸福のためなので

何が大事なのかは、中長期的な視野で自分で判断していくことだ。

生涯時間を意識して、自分の時給と比較して判断するという

概念はいままでの時間術の本ではなかった新しい発想だ。

　TIMExYEN時間術
　すべての時間を成果に変えるう1の鉄則

2009年5月1日　　　　　　　　第1刷発行

著者　長野産太

発行　株式会社草思社

213ページ

￥1300E



はじめに
生きるとは、死に向かって時間の貯蓄を取り崩していくこと
－それを言わない時間術の本はすべて欠陥品である…　　　　‥‥3
PART1
あなたは消費している時間が
「見える」か？
時間術革命その1
金銭感覚をあてはめて、時間の消費感覚をつかめ！　24
あなたは毎日、時間の貯蓄を切り崩している
時間を手ざわりのあるモノとして意識する
本を買うときは、値段より時間の合理性を考えろ！


時間術革命その2
「ちゃっちゃとやればいい」という発想は
金輪際捨てろ！　30
「ちょっとした」作業はど時間を食うものはない
宅配サービスを使っているか？
時間術革命その3
時間の記録魔になれ！
記録を取れば、段取りが自然に生まれる　35
記録しなければ、「時間感覚」は絶対に身につかない
タイムログが身につけば、仕手の段取りがついてくる


時間術革命その4
時間の見頼もりを得た折間、仕事の質が激変する　39
時間の見積もりのない仕手は貿が低い
絶対に納期に遅れない仕組みをつくれ
職場で使える！　ケーススタディ①
「報・連・相」はなぜ駄目なのですか？それに代わるものを教えてくださ　44
PART2
効率はこれ以上あがらない。
その3秒を縮めよ！
時間術革命その5
「効率化」を唱えるだけの
弱虫上司がまわりにいないか？　　52
「お題目」上司がチームのやる気を削いでいる
普通にやっていれば、効率はもう上がらない


時間術革命その6
自分の時給より安い仕事は引き受けるな！　　　56
すべての取捨選択を「時間術」の観点から判断せよ
対時間効果（ROT）という考え方
つねに自分の時給を意識しろ

時間術革命その7
略語を徹底して、「速く」書くことを意識しろ！　61
誰よりも速くメモを取れ
3文字青葉をどんどん書き込め
この言葉を入れておけば、一発で文書を検索できる


時間術革命その8
名刺はさっと出せ！
あなたは第一印象でつまずいていないか　67
「効率化」と言うから、やる気も効果も上がらない
出す動きが速ければ、その後のやりとりもスムーズ
職場で使える！　ケーススタディ②
部下への指示の出し方について、
スピーディで効果的な方法はありませんか？　74


時間術革命その9
あなたは自分の「本当の時給」を知っているか？　77
なぜ社会人は時給を気にしないのか
時給を知らなければ、チャンスにも気づけない


時間術革命その10
成功する人とそうでない人の圭は、
「色」を使えるかどうかにある　80
どこに行くにも「青ペン」を持ち歩け！
ポイントは「黄色い紙」に一元化
色つきのクリアファイルを使え！
時間術革命その11
さあ・ストップウオッチを5つ買いにいこう　　85
誰でも簡単にできるタイムログの取り方
「カチッ」という手応えが、あなたのスイッチを入れる

時間術革命その12
株が上がっても、あなたは舶しつづけ〆る
時間帯羊命その12
株は買ったら振り向くな
チェックすればするほど損失が生まれる

時間術革命その13
利殖はすペて「時給」と比較して考えろ！
「時給」の観点のない投資は大きな損失を招く
「時間の出軋の予想が立たない仕手には手を出すダ

時間術革命その14
「何のためにもなっていない時間」の
存在に気づいているか？　　98
なぜか無駄に使ってしまっている時間は意外と多い
iPodshuffleとオーディオブックが最適の組み合わせ

職場で使える！　ケーススタディ③
感覚のかみ合わない相手に、
適切に仕事を指示する方法はありませんか？

PART3
がんばってもどうにもならない。
「時間配分」を変えろ！
時間術革命その15
魔法は存在しない。
あるのは時間配分のバランスだけ　　108
260,000時間という数字をつねに意識しろ

時間術革命その16
最大のリターンを生むスピード読書術　110
目標を持った瞬間に行動の質が変わる
その読書法では、何冊読んでも意味がない！
職場で使える！　ケーススタディ④
読む前に、すべてを何分で読むかを決める
会議やメールなど、社内コミュニケーションがうまく機能していないのですが、
効果的な方法はありませんか？　　119

時間術革命その17
「手ざわり感指示術」で、社内の人間を味方につけろ！　126
考えのない時間節約術は、かえって時間を奪う
協力を頼むときは、実感を共有させる

時間術革命その18
プロジェクトの全体像を5行で書き出してみろ！　132
知らない分野の仕事ができるか？
短くまとめることで、案件の全体像がつかめる
飲み屋で問題点を話し合うのは時間のムダ


時間術革命その19
ツールを入手するだけで、
消えてなくなるルーティンがある　　138
頭を使わない作業はツールにやらせろ
語彙の豊富な英文を書く方法
職場で使える！　ケーススタディ⑤
管理職に担当顧客を持たせることはなぜ駄目なのでしょう？　142
PART4
あなたは何を削って時間を
手に入れるか？
時間術革命その20
私は酒を削った。あなたは何を削る？　　148
いつも同じメンツで飲んでいないか？
何かを捨てない限り、その忙しさは終わらない
時間をつくるには「2つの方法」しかない


時間術革命その21
「集中している時間」を増やせ！
まずはヨガマットを用意せよ　155
足下のスペースを殺すな
机を覗かれると、効率が落ちる


時間術革命その22
誰でも続けられる勉強法
自分が「怠けられない仕租み」をつくれ！　　159
仕事量ではなく時間をノルマにせよ
時間の「赤字」を管理しろ！


時間術革命その23
「何のために生きてるのだろう」と思うことはないか？
デスティニイ・プランを書き出せ！　162
自分の「人生の目的」を見定めろ
シングルロールとダブルロール、どちらを使うべきか
職場で使える！　ケーススタディ⑥
面倒な稟議書のやりとりが仕事の時間を奪っています。
何か会社に提案できることはありませんか？　168


時間術革命その24
出張は金曜に終わらせろ！　173
出張は何曜に入れるべきか考えたことがあるか？
テープと雑紙を持っていくだけで、段取りが変わる


時間術革命その25
どんな企画書も1枚の紙にまとめてみろ！　176
自分で信じていない案件は通らない
1枚の紙にまとめることで、脳を整理できる


時間術革命その26
なぜ私は昼間、クルマを運転しないのか？　181
夜はいくら運転してもいい-----なぜか？
時間術革命その27
「あとで書こうメール」があなたの借用と
時間をスタスタにする…・　　　　　　　・…183
メールの頻度と効率低下の明白な関係
3分で書けない返信は「予定」に組み込め
職場で使える！　ケーススタディ⑦
どうしたら会議参加者の遅刻をなくすことができますか？　188
PART5
類書が絶対に書かなし
間術の「落とし穴」

時間術革命その28
時間術の取り扱いに関する「警告」　192
あなたが本書から得るものとは

時間術革命その29
500個のプラスチックスプーンの悲しみ　194
他人のせいで「無駄な時間」が増殖したら？
合理化を突き詰めると何が起こるか？
モチベーション維持に必要なもの

時間術革命その30
時間術こ潜む真っ青なカピに気をつけろ！　200
捨ててはならないものを見極めろ！

類書が絶対に触れないこと


時間術革命その31
「究棲の無駄」を許容できる自分になれるか？　205
その「無駄」は本当に排除していいのか？
いまの「効率」より将来の「目標」
おわりに
時間術とは、生き方を意識し直す方法である　209






著者略歴
長野慶太ながの・けいた
1965年生まれ。米国ネバダ州在住。対米進出コンサルタント。
慶應義塾大学経済学部卒。米国ウオーデン大学院修士（MBA）卒。株式会社三井銀行（

現三井住友銀行）にて約10年の勤務のあと、ラスベガスで最も信頼される法律事務所
Woos,Ericbon，Whitaker＆Mauriceに勤務。その後自ら対米進出のためのビジネス
コンサルティング会社Nevada Japan Conference,Inc．を起業し、同法律事務所を戦略
的パートナーとして対米進出をサポートしている。国際会計事務所Oishi＆Ogihara代表取

締役。
これまでビジネスプランのレビュー約700冊、会社設立の支援コンサルティング実線
250社、クライアント数約2,000社等の実兢がある。著書に『お客には絶対に謝るな！』
『部下は育てるな！取り替えろ！』（ともに光文社PB）、『辞表を出して次へ行け！！』（大
和書房）、『ビジネスライティングの英語表現』（共著／ジャパンタイムズ）、『ラスベガス
資金の集客力』（ダイヤモンド社）など多数。また小説に『白い砂丘』（小学館）がある。
「人の3倍食べる、声の大きいコンサルタント」と現地では親しまれ、趣味はハイキングとバー

ベキュー。肉を焼かせるとちょっとうるさい。