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透明人間の買いもの [マーケティング]


透明人間の買いもの

透明人間の買いもの

  • 作者: 指南役
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/11/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



透明人間の買いもの

\

透明人間とは、この世界の大多数を表している

サイレントマジョリティを表している。

サイレントマジョリティの行動と流行は

関係がないという説明がある。

お一人様レストレンにも岩盤浴にも、

丸の内の新丸ビルにもいったことが

無いなどの説明がある。

これは2007年発売の本なので最新の流行が

2007年の当時のものであるが

サイレントマジョリティは、マスコミがいうほど

流行に乗れていないというのが著者の意見だ。

自分の目線で見て同じ感覚が感じられる普通ぽい、

誰でも着られる服や個性的でない雑誌のほうが結果として

売れているのだという。

それは、流行の先端を行っているのは、一部の感覚の尖った人たちで

その人たちのことをマスコミが話題を追って取り上げ、結果として

情報操作していくから、サイレントマジョリティの感覚と流行は

ずれている。

しかし、参加することは、好きなので、

この当時ではビリーズブートキャンプのDVDを買い

買ったことで満足してしまう。

ベストセラーも買うが最後まで読むことはないと著者はいう。

流行に参加することは、お祭りに参加することだから、

日韓W杯、郵政選挙、小泉ブームなど

自分の考えではなく、お祭りとしてブームに

乗ってしまうのがサイレントマジョリティだという。

会議で自分から発言するのはいやで、自分の意見もいいたくない。

飛行機の食事で肉か魚かを聞かれるのさえ嫌で、

どちらでも良いのがサイレントマジョリティ。

だから食事は聞かないで黙って出してくれればそのまま食べる。

サイレントマジョリティは、意見がないかの言い方だ。

しかし、サイレントマジョリティが支持しないと

お祭りは始まらないし、ヒット商品は生まれない。

最後に著者が提示した本当に優れたサイレントマジョリティに

提供されたサービスの具体例として

ディズニーランドとビートルズが提示されている。

この2つは、サイレントマジョリティつまりみんなに

わけ隔てなく感動を与えてくれる本物だからだ。

この本の結論は、透明人間つまりサイレントマジョリティこそが

消費の主役で、その主役を満足させるサービスや商品があれば

マーケティングは必要ないということになる。

透明人間の買いもの

発行日 2007年11月10日 初版第1刷発行
著者 指南役
発行者 片桐松樹
発行所 株式会社扶桑社
205ページ
¥1300E



透明人間の買いもの

透明人間の買いもの 目次

1 透明人間は、最近の宮崎駿は正直微妙と思っている 16

2 透明人間は、衣替えの前日、友人たちに電話する 24

3 透明人間は、関ジャ二∞より本当は木村拓哉が好き 33

4 透明人間は、もう何年もシングルCDを買っていない 42

5 透明人間は、お一人様レストランも岩盤浴も行ったことがない 50

6 透明人間がレストランで注文するメニューは、「私も」である 62

7 透明人間のスケジュールは、いとも簡単に上書きされる 70

8 透明人間は、大河ドラマの主役に興味ない 77

9 透明人間は、今の宮沢りえを別人だと思っている 87

10 透明人間は、ビリーズブートキャンプをまだ開封していない 97

11 テレビの登場前、透明人間はテレビを見たいとは思わなかった 106

12 好感度調査で、所ジョージが上位にランクされるのは
 透明人間の消極的理由 120

13 透明人間は、普段着は迷わずユニクロで買う 130

14 透明人間は、妻夫木聡と蒼井優に自分を重ねる 138

15 透明人間は、カリスマシェフの料理より、
 評判のレシピで作った料理のほうが好き 148

16 透明人間は、横浜、ロッテ、日ハムのファンを渡り歩いた 158

17 透明人間は骨折すると、TSUTAYAに行けない 168

18 透明人間は間一髪、電車に乗り遅れる 176

19 有名人が透明人間に支持されるのは平均4、5年 184

20透明人間は、ディズ二1フンドとビートルズが好き 193

<著者紹介>

指南役
1983年発足のエンタテインメント企画集団。
代表・草場滋。メンバーは津田真一、小田朋隆。
95年「ソニー・アート・アーティストオーディション」人質
98年「フジテレビ・バラエティプランナー大賞」グランプリ。
現在、日経エンタテインメント!誌に「テレビ証券」を連載中。
ホイチョイブログクションズのプレーンも務める。
著書「テレビ証券」(日経BP社)
「タイムウオーカー時開放行代理店」(ダイヤモンド社)
「キミがこの本を買ったワケ」(扶桑社)

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