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グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ [マーケティング]


グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

  • 作者: デイヴィッド・ミーアマン・スコット
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2011/12/08
  • メディア: 単行本



グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

グレイトフル・デッドは、アメリカのロックバンドです。
1960年代から現在まで活動を続けているバンドですが
日本で有名ではありません。
しかし、アメリカでは、コンサートを中心に根強いファンをつかみ
他のロックバンドと違うマーケティングをとっています。
つまり、レコードやCDを売るのではなく、コンサートに来てもらう。
ライブに来たファンに自由に録音させ、ファン同士での録音テープの
交換も許可した。
チケットの販売もエージェントを通さず直接販売を行うなど。

最近フリーによるマーケティングが言われているが
グレイトフル・デッドは、ロックバンドの中でニッチで、フリーな市場をつくり
曲の演奏のコンテンツを個人が自由に録音するという方法でフリーで提供し、
そのことで、より高品質な録音テープをうったり、ファン同士で交換することで
その周りに口コミによる新たなファンを増やしたりすることに成功した。

グレートフル・デッドは1960年代に生まれたバンドだが、そのマーケティング方法は
21世紀の現代で行われているダイレクト販売や、ニッチなマニアを
対象にした最新のマーケティングをおこなってきた。

その根底に流れるものは、顧客に対して新しいカテゴリーを提供することであったり、
他のグループと競合する方法をとらないで、自分で独自の市場での販売を行ったり
顧客に他とは違う体験をさせるマーケティングであったりした。

この本は、ヒッピースタイルのロックバンドの出した本というような装丁をしているが
中身は、最新のマーケティングの本である。

そのマーケティングの本質は、他人とは異なる自分でいたい人を狙う戦略だ。
現代に通ずるマーケティングの本質を学びたい人はぜひ読むべき一冊です。

2011年12月12日 第1版第1冊発行
著者 ブライアン・ハリガン、デヴィット・ミーアマン・スコット
発行 日経BPマーケティング
274ページ


グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

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ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている。 [マーケティング]


ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)

ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)

  • 作者: 理央 周
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2012/10/10
  • メディア: 新書



ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)

ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている。

この本はマーケティングと組織の中の上司と部下の関係について
述べている。
名古屋にはユニークな食べ物や、企業が多い。それを取り上げながら
マーケティング的にどこが優れているかを説明している。
ひつまぶしは、名古屋のうなぎを使った名物ご飯です。
一杯目はそのままたべ、二杯目は、のり、あさつき、わさびなどを載せて
たべ、3杯めは、だしをかけてお茶漬けのように食べます。
一回の食事で3通りの食べ方ができ、うなぎの美味しさを満喫できる
食べ物です。
うな丼とお茶漬けのありえない組み合わせによって意外な面白さになっている。
一方、iPhoneに代表されるスマホは、スティーブ・ジョブズがiPodと携帯電話とインターネット
機器を結びつけたののとして紹介しました。
このようにいままである技術を結びつけたことが、新しい価値感になっている。
これが、マーケッティングで商品が成功するポイントの一つのようだ。
つぎに出てくる話は、ポジショニングの話だ。
ポジショニングとは、市場の中で、企業や商品がどのような位置にいて
どのような顧客を対象にしているかを考え、マーケッティングの戦略を
考えていく手法の一つだ。
ここでも名古屋の喫茶店を紹介している。コメダは普通の喫茶店のいかに回転率
を上げるかという戦略違い、いかにお客を長く居させるかという
考えで売上をあげている。
このように常識(回転率をあげると利益が上がる)と違うところにも
お客は存在し、その顧客を意識すれば、十分に商売が成たつという
ことを、事実が証明している。
Wiiは、なぜ成功したのか。同じ時期に、Xboxが発売されている。
こちらは、ゲーム機としての機能は高く、グラフックは美しく、ハイスペックのゲーム機の
宿命として、それに対応するソフトがなかなか出にくいという
欠点をもっている。ゲームはスペックが高ければ、売れるというものでもの
ない。
一方Wiiは、顧客の価値基準を変える破壊的な技術を提供した。コンセプトが
子供から大人までがシンプルに遊べるというものだった。それをリモコンを介して
テニスをしたり、マリオを動かしたりできる新しい体験を提供した。
お客さんが今まで体験していなかった「そう来るとおもわなかった」を
提供している。
ポイントは意外、想定外、常識の範囲外というところだ。
これを提供するための組織は、当然、従来の概念の
判子を並べて稟議するような組織からは、出てこない。というような
ことにも著者は言及している。その意味では、大企業ほど目新しい、画期的な
商品が出にくく、ベンチャなどの新しい、小さな組織のほうが
意外、想定外、常識の範囲外の商品が出やすいというのもうなずける。



ひつまぶしとスマホは、同じ原理でできている (日経プレミアシリーズ)

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コトラーが教えてくれたこと [マーケティング]


コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

  • 作者: 西内啓
  • 出版社/メーカー: ぱる出版
  • 発売日: 2010/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

コトラーが教えてくれたこと

「もしドラ」のコトラー版を企画して、つくられた本だということが
あとがきに書かれていた。

そして、実際著者は、コトラーにあって、本の意図を説明し
ソーシャル・マーケティングについて書く内容の話をし
推薦も受けたという話も書いてあった。
ソーシャル・マーケティングというのは、人々にどうすれば
良い行動をとってもらえるかを考えるマーケティングで
例えば、野菜不足でがん患者が多いので、野菜を多くとってもらえるように
社会活動をして医療費を減らすことを考えるというようなことだ。

コトラーは、一般的なビジネスにおけるマーケティングと
ソーシャル・マーケティングを区別していない。
本の中でコトラーの引用として

マーケティングの基本は
「相手が喜んでお金をはらいたくなるぐらい『良いこと』を
社会にもたらすこと」
ということだということを書いている。

この本を読むとソーシャル・マーケティングだけでなく
ビジネスのマーケティングの基本を学ぶものとして
わかり易い内容になっている。
それは、マーケティングの専門家がマーケティング技術を使って
対象をセグメント化し、本のポジショニングをし、
主人公や内容を一般の人に興味をひくようにに設定している。

わかりやすいように物語の進め方も主人公の絢が自分の
バンドの初公演の失敗からどうしたら人を集めて
自分の思う夢を実現できるかというところを
大学講師の八千代とのやり取りの中で説明するという設定を
とっている。

SWOT,ポジショング、セグメンテーション、4Pなど
マーケティングの用語や使い方が絢の行動を通して
シミュレーションしながらわかりやすく理解できる
構成になっている。

しかし、著者は、ソーシャルマーケティングは社会のためになるから良いが
ビジネスに於けるマーケティングは、お金儲けのための
胡散臭さがあるというように考えている。そう私は感じた。
そのあたりが読後感として悪く感じ、マーケティングの基本を覚えるの
良い本だと思うがスカッーとしない結果となった。

 
コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケテイング
2010年12月14日  初版発行
著 者 西内啓/福吉潤
発行所 株式会社 ばる出版
192ページ
¥1400E

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

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透明人間の買いもの [マーケティング]


透明人間の買いもの

透明人間の買いもの

  • 作者: 指南役
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/11/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



透明人間の買いもの

\

透明人間とは、この世界の大多数を表している

サイレントマジョリティを表している。

サイレントマジョリティの行動と流行は

関係がないという説明がある。

お一人様レストレンにも岩盤浴にも、

丸の内の新丸ビルにもいったことが

無いなどの説明がある。

これは2007年発売の本なので最新の流行が

2007年の当時のものであるが

サイレントマジョリティは、マスコミがいうほど

流行に乗れていないというのが著者の意見だ。

自分の目線で見て同じ感覚が感じられる普通ぽい、

誰でも着られる服や個性的でない雑誌のほうが結果として

売れているのだという。

それは、流行の先端を行っているのは、一部の感覚の尖った人たちで

その人たちのことをマスコミが話題を追って取り上げ、結果として

情報操作していくから、サイレントマジョリティの感覚と流行は

ずれている。

しかし、参加することは、好きなので、

この当時ではビリーズブートキャンプのDVDを買い

買ったことで満足してしまう。

ベストセラーも買うが最後まで読むことはないと著者はいう。

流行に参加することは、お祭りに参加することだから、

日韓W杯、郵政選挙、小泉ブームなど

自分の考えではなく、お祭りとしてブームに

乗ってしまうのがサイレントマジョリティだという。

会議で自分から発言するのはいやで、自分の意見もいいたくない。

飛行機の食事で肉か魚かを聞かれるのさえ嫌で、

どちらでも良いのがサイレントマジョリティ。

だから食事は聞かないで黙って出してくれればそのまま食べる。

サイレントマジョリティは、意見がないかの言い方だ。

しかし、サイレントマジョリティが支持しないと

お祭りは始まらないし、ヒット商品は生まれない。

最後に著者が提示した本当に優れたサイレントマジョリティに

提供されたサービスの具体例として

ディズニーランドとビートルズが提示されている。

この2つは、サイレントマジョリティつまりみんなに

わけ隔てなく感動を与えてくれる本物だからだ。

この本の結論は、透明人間つまりサイレントマジョリティこそが

消費の主役で、その主役を満足させるサービスや商品があれば

マーケティングは必要ないということになる。

透明人間の買いもの

発行日 2007年11月10日 初版第1刷発行
著者 指南役
発行者 片桐松樹
発行所 株式会社扶桑社
205ページ
¥1300E



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大ヒットの方程式 [マーケティング]


大ヒットの方程式 ソーシャルメディアのクチコミ効果を数式化する

大ヒットの方程式 ソーシャルメディアのクチコミ効果を数式化する

  • 作者: 吉田 就彦
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2010/09/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

大ヒットの方程式

数理物理学を使って、口コミの情報をもとに商品や映画がヒットするかどうかを検証し、

ヒット現象をシュミレーションする方法を説明しています。

ヒット現象とは、何でしょう。商品や映画を公開あるいは、発売と同時に一気に注目を集めたり、

爆発的に売れる現象をヒット現象と名づけています。

こち込みをどのように捕まえるかというとブログで書き込まれた数で、判断しています。

ヒットは、共鳴性と周辺話題性をいかに発生させるかによる。

共鳴性とは、同じ事を語っている性質、周辺話題性は、商品や作品の周りにある

語りたくなる要素をいかに発生させるかがポイント。

本の中で、周辺話題性に関するエピソードとして、映画「クローズノート」で、

舞台挨拶での不遜な態度をとったエリカ様の発言後の対応について

対応を間違えたと説明っしています。発言後、ホームページなどに

謝罪文をのせ、謝罪インタビューをし、CMを中止し、事態の沈静化が

図られました。しかし、映画「クローズノート」に対するブログの反応は

不遜発言でも、ポジティブなものが多く、態度とは別に映画を見た人も

舞台挨拶と180度違う、純粋な映画の役回りを演じた女優沢尻エリカに

対してすごいという好感さえ得られていました。

映画自体の評価がよかったにもかかわらづ、エリカ様という強烈な個性を

周辺話題性として、いかさなかったため、その後、「クローズノート」は

失速しています。

失速した原因は、エリカ様に対する反発ではなく、事態沈静化を考えた

プロデューサーの原因だと本書では指摘しています。

これは、非常に価値のある指摘で、マーケティングプロセスの各要素がリアルタイム性を

要求しているという事実が現代のインターーネット同時性の社会なのです。


大ヒットの方程式 ソーシャルメディアのクチコミ効果を数式化する

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お金持ちの奥様とふらふらお嬢様が今のトレンドをつくる。 [マーケティング]

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お金持ちの奥様とふらふらお嬢様が今のトレンドをつくる―女に売れば商売繁盛

お金持ちの奥様とふらふらお嬢様が今のトレンドをつくる―女に売れば商売繁盛

  • 作者: 西村 晃
  • 出版社/メーカー: たちばな出版
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本


お金持ちの奥様とふらふらお嬢様が今のトレンドをつくる。

この本は、景気の悪い日本で、どんな企業が健闘しているかを
経営コンサルタントの著者が紹介している。
売るためには、どのような考え方が必要かが
成功している店や企業を見ることでわかる。

「マーケティングとは、買う気のない人に買わせる知恵」これは著者の持論だが、
それを実践しているのが「愛ZECRA」。着物を販売しているが、お客さんは
愛ZECRAにやってくるときには、招待された催しものを見にくるだけで、
着物を買うつもりは、まったくないという。ビルのフロアーを催しもののために
上がる間にお客さんに着物が欲しいと思わせる仕掛けをさまざまに仕掛けて
いく。

マーケティングの次の本質をとらえた言葉が「期待値を上回る満足感を提供できるか。」
5000円の会席料理にこの価格でこのサービスならばいいと満足してもらえる時もあれば、
500円のカレ-ライスに納得できないという場合がある。
お客様の物差しにあったサービスが提供できない場合は、リピーターになって
もらえない。500円カレーなりの期待値、5000円の会席料理なりの期待値を上まわった
時にリピータになってもらえる。

従来からある古本屋という商売を新しく、若い女性も店にはいってこれるように
本をきれいにして、店を明るくBGMを流した。新しい古本屋の常識を作った。
「古い商売であっても新しい提案をすれば、ニュービジネスとなりうる」著者の言葉である。

マツモトキヨシのコンセプトはお客さんに遊びに来てもらう店作りだという。
「お客さんが楽しいと思える店でなければ生き残れません」という松本和那氏の言葉を
載せている。

日本の人口のピークは2006年に人口のピークを向かえ1億8000万人、2050年には
減少して1億人になっていく。今後は減少する方向でもマーケティングで売るために
著者は、「上得意を大事にしてその人達に少しでもたくさん買ってもらえば、たとえ
人口が減っても売り上げは伸びるはずだ」という。
このようなリピータを呼び成功しているのは、JR東日本やコムサ・イズムやダイソーなどの100円
ショップなどがある。

著者は、ビジネスのための何もしなけらば不況だ。しかしトレンドを
とらえれば売り上げは上がる。そのトレンドをとらえるコツは「はまさきあゆみ」であるという。
「は」は「ハレの消費を演出せよ」 ハレとは外の世界を忘れさせる別世界をつくることだという。
「ま」は「満足」すでにこの場でもあげた期待を上回る満足を与えれば、リピーターになるということだ。
「さ」は「三世代」 孫に対しては6つポケットがあるといわれる。
「き」は「帰農」地方の経済の活性化は、農業にあるという。
「あ」は「安全」安全は、金で買うという意識が浸透しビジネスになる。
「ゆ」は「ゆかい」いかに楽しい時間を提供するかという視点
「み」は「身」体に関する消費は伸びる


マーケティングとは、買う気のない人にいかに売るかという知恵の出し合いだと
著者はまとめている。

お金持ちの奥様とふらふらお嬢様が
       今のトレンドをつくる
2002年10月30日 初版第1刷
著 者 西村 晃
発行者 杉田早帆
発行所 株式会社 たちばな出版


お金持ちの奥様とふらふらお嬢様が今のトレンドをつくる―女に売れば商売繁盛

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買い物脳 [マーケティング]


買物脳―成功する企業になるための5つのキーワード

買物脳―成功する企業になるための5つのキーワード

  • 作者: 本間 理恵子
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本



買い物脳

女性と男性では買い物対する意識が違うということを説明している本だ。
男性は、機能やスペックやパフォーマンスの高さによって製品を選ぶが
女性は、自分が気持ちよくなれるとか、丁寧にあつかわれるとか、
友達に紹介したくなるとかそんな気持ちで買い物をする。
今まで商品開発から広告戦略、販売促進戦略まで男性脳で考えられてきた。
消費者はより優れた機能を安価に手に入れられるという買い物に満足する。
他社製品より優れた機能を沢山いれることは消費者が望む買い物行動だなどなど。
しかし、女性脳は買い物がしたい。見るだけで楽しい。お店の雰囲気を楽しみたい
商品が私に与えてくれるイメージで買いたい。友達に買っていこう。などなど。

女性が買い物の求めるモノを満たすようにすることが、消費の活性化につながる。
つまり、衝動買いができるように、女性の買いたい気持ちを刺激する。
それは、買い物に楽しさを演出したり、ディスプレイで雰囲気を高めたりする。
商品を吟味する前に、自分がその場にいて買い物を楽しむことを思い描く。
この店の主役に自分がなれるかを判断して買い物をするのです。
また、お店でこれが欲しいと直感を刺激して欲しいのです。
モノを発見する手間も楽しんでいる。
楽しみを誰かと共有したいとの心理も持っている。
これらの女性特有の買い物に対する気持ちをうまくいかすお店が
売り上げを伸ばすことができる。

買物脳
成功する企業になるための5つのキーワード
発行日/2003年8月1日 第1刷発行
著者/本間理恵子
発行所/株式会社主婦の友社
239ページ
¥1600E
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