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ドラッカーと会計の話をしよう [経営]


ドラッカーと会計の話をしよう

ドラッカーと会計の話をしよう

  • 作者: 林 總
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2010/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ドラッカーと会計の話をしよう

ドラッカーと会計の話をしよう

「ドラッカーと会計の話をしよう」は以前にも読んで、取り上げています。

再度読んでみると、ドラッカーの有益な語録が至る所に取り上げられていますし、

著者が本質的に言いたいことも、前回伝える内容に深みがなかったので

再登場させました。




企業の活動で本当に必要なことは利益をえることではないと

この著者は、言っています。もちろんドラッカーもそう言っていると

伝えています。

売上-費用=利益

これは小学生でも知っている公式ですが

企業が会計を通して求めていくのは

この利益ではないと言っています。

その理由は、会計上利益はどのようにも操作して

生み出すことができるので正しい状態を表していないからです。

『例えば、事業の目標として利益を強調することは

事業の存続を危うくするところまでマネジメントを誤らせる。

今日の利益のために明日を犠牲にする。」(現代の経営 byP.F.ドラッカー)』

多くの人が、これは正しいと思っていると私は思いますが

実際に多くの企業の経営者は、なぜこのように考えて行動できないか

というところが、滑稽です。

つまり経営者は、自分が実際に行動するときは、会計という社会通念にあわせた行動さえ

しておけば、周囲から非難されたりすることはないので

自分の経営する期間のみうまく過ごせればいいという

考えなのでしょうか。



この本で伝えたい本質は

「儲けとは稼いだ現金、つまりキャッシュ・フローのこと」

「利益の多寡に関係なく、現金を生み出せなくなると会社は破綻する」

「新たな価値だけがキュッシュ・フローを生み出す」

「短期の利益を捻出するために支出を削減することは将来のキャッシュ・フローを

 放棄することにほかならない」

というようなことになると思います。


ドラッカーと会計の話をしよう    
2010年9月23日 第1刷発行
著 者 林 絶(はやし あつむ)         

  
発行所 ㈱中経出版 
207ページ
¥1400E


ドラッカーと会計の話をしよう

ドラッカーと合計の話をしよう 目次
Prologue ファーストクラス-----レストラン経営者と謎の紳士 007
独立/予想

外のアップグレード/ファーストクラスの値段/離陸
第1章ディナータイム-----利益が会社を沸す 025
   フレンチの

フルコース/経営の神様ドラッカー/アリとキリギリス/
   経営の究極の目標/事業年度という暴君/キャッシュフロ

ーこそ儲けである/
   利益の本当の意味/新たな価値だけが新たなキャッシュフローを生む/利益は幻想

第2章あかり

の消えた機内-----「松」「竹」「梅」はどれがお得か? 73
    消灯時間/豊富なメニューは誰のため?/売れる商品

はごく一部/
    商品ラインナップを売れ筋に絞り込む/商品のライフサイクル
第3章 真夜中の決断-----コストカッ

トは未来を書う 103
誰のための夢なのか/プロフィットセンターはどこにある/
コストの90%はムダに使わ

れる/目標を実現するためにお金を使う/
投資もコストも同じ支出
第4章 再起の朝-----客はオーケストラの何に

お金を払うのか? 141
    削れないコスト/最古の情報システム/ビジネスプロセス全体で考える/
    間違いだ

らけの原価計算/ABC原価計算/最後にコストを負担するのは誰か/
    ムダなコストの正体/「将来は誰にもわから

ない」/着陸
epilogue 2年後-----経営の神髄
再会/再出発した家族/パレオの復活劇

あとがき…205


〔著

者紹介〕
林 總(はやし あつむ)
 公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)、
日本原価計算学会会員


1974年中央大学商学部会計科卒業。外資系会計事務所、監査法
人勤務を経て開業。国内外の企業に対して、ビジネスコン

サルテ
ィング、ITを活用した管理会計(主に原価計算)システムの設計
導入コンサルティング、講演活動などを行っている


 著書に、『世界一わかりやすい会計の授業』(中経出版)、『新
版 わかる!管理会計』『餃子屋と高級フレンチでは

、どちらが儲
かるか?』『美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?』『コ
ハダは大トロより、なぜ儲かるのか?』

(以上、ダイヤモンド社)、
『会社の「ウソの数字」にダマされるな!』『「キャッシュ経営」で
会社を救え!』(以上、

日経BP社)など多数。

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