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残念な人の思考法 [思考力]

残念な人の思考法

経営コンサルタントの著者が「残念な」つまり改善する余地のある
考え方や仕組み仕事のやり方についてヒントを貰える本です。
サービスがマニュアルで決められるとそのとおりにしか行われない
店もあるし、工夫して行える店もある。
しかし、工夫しておこなったサービスが例え個人により行われたものでも
そのお店や会社への貢献が大きいということを著者はいっている。
低価格でも安かろう悪かろうではなくその中でできることを
取り入れるところがビジネスがうまくいっている。
そして低価格だからこそ商品やサービスのレベルをあげるチャンスがある
というのが著者の意見です。

ビジネスでは何をいくらで売るかのマーケティングが重要だと
企業側の立場では、考えてしますが、
自分がお客の立場にたって考えるとものや値段ではなく
自分のやりたいこと困っていることを解決する商品であれば
値段に関係なく買わなければならないと考える。
このような考えで商品を企画していくことができれば
それこそがマーケティングになっている。

プロダクトライフマネージメントについては、市場の進展度合いについて
取るべき戦略が異なる。
いかに成長期を生き残り、市場の成熟期から衰退期にかけての
利益を最大化するかが企業にとっての重要事項だ。
「マイケル・デルは、製造関係費が競争のポイントだった時代に、
高度なサプライチェーンを構築し、低価格戦略に打って出た。
IBMはネットブック時代が来る前に、中国の会社にPC事業を売却してしまった。」
まずい事業計画は前年実績に伸びを率を掛けあわせてつくられる。優れた事業計画は
常に市場に対するシェアをベースに立てられると著者の意見だ。
これを読んで思い出したのがソニーのTV戦略の失敗だ。
ストリンガー氏を紹介する
ソニー本「ストリンガー革命 ソニーの何を変えたのか 」で、
ソニー液晶TVの事業計画が
まさにこのように立てられたことが書かれていた。
2010年の世界売上予想が1億2千万台でその時のソニーのシャアが約3割。
だから事業計画は4000万台とされた。
結果は、液晶TVの価格下落に対応できずにその半分がやっとだった。

このように残念な人の思考法を知り、それに注意すれば少なくとも
残念な結果に終わることは避けられ、別の展望が開ける可能性が
ある。

残念な人の思考法
二〇一〇年四月 八 日 一刷
二〇一〇年九月二十四日 十四刷
著者 山崎将志
発行所 日本経済新聞出版社
230ページ
¥850E
残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

  • 作者: 山崎将志
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/04/09
  • メディア: 新書



残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法

経営コンサルタントの著者が「残念な」つまり改善する余地にある
考え方や仕組み仕事のやり方についてヒントを貰える本です。
サービスがマニュアルで決められるとそのとおりにしか行われない
店もあるし、工夫して行える店もある。
しかし、工夫しておこなったサービスが例え個人により行われたものでも
そのお店や会社への貢献が大きいということを著者はいっている。
低価格でも安かろう悪かろうではなくその中でできることを
取り入れるところがビジネスがうまくいっている。
そして低価格だからこそ商品やサービスのレベルをあげるチャンスがある
というのが著者の意見です。

ビジネスでは何をいくらで売るかのマーケティングが重要だと
企業側の立場では、考えてしますが、
自分がお客の立場にたって考えるとものや値段ではなく
自分のやりたいこと困っていることを解決する商品であれば
値段に関係なく買わなければならないと考える。
このような考えで商品を企画していくことができれば
それこそがマーケティングになっている。

プロダクトライフマネージメントについては、市場の進展度合いについて
取るべき戦略が異なる。
いかに成長期を生き残り、市場の成熟期から衰退期にかけての
利益を最大化するかが企業にとっての重要事項だ。
「マイケル・デルは、製造関係費が競争のポイントだった時代に、
高度なサプライチェーンを構築し、低価格戦略に打って出た。
IBMはネットブック時代が来る前に、中国の会社にPC事業を売却してしまった。」
まずい事業計画は前年実績に伸びを率を掛けあわせてつくられる。優れた事業計画は
常に市場に対するシェアをベースに立てられると著者の意見だ。
これを読んで思い出したのがソニーのTV戦略の失敗だ。
ストリンガー氏の業績を紹介する
ソニー本「ストリンガー革命 ソニーの何を変えたのか 」で、
ソニー液晶TVの事業計画が
まさにこのように立てられたことが書かれていた。
2010年の世界売上予想が1億2千万台でその時のソニーのシャアが約3割。
だから事業計画は4000万台とされた。
結果は、液晶TVの価格下落に対応できずにその半分がやっとだった。

このように残念な人の思考法を知り、それに注意すれば少なくとも
残念な結果に終わることは避けられ、別の展望が開ける可能性が
ある。

残念な人の思考法
二〇一〇年四月 八 日 一刷
二〇一〇年九月二十四日 十四刷
著者 山崎将志
発行所 日本経済新聞出版社
230ページ
¥850E

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残 念 な 人 の 思 考 法 ● も く じ


プロローグ・なぜ残念なのか 3
能力も、やる気もある「残念な人」
働いても働いても結果が今ひとつなのはなぜ?
残念な人廿「もったいない人」
論理思考力があるのになぜ「残念」になるのか
仕事ができないと言われる「頭のよい人」
仕事の成果=プライオリティ(の正しさ)×能力×やる気

1章 残念な人はつくられる 27
「ボタンを押すとエンジンがかかる」のが本当によいのか
「使えないシステム」の陰に「使えない人間」がいる
システム化×「思考停止」=残念なトラブル
便利になると、残念な人が増える
[山
システム化が招く想定外の副作用とは
残念な人にならないように考えよ
世の中の雰囲気に左右されがちな仕事のスタンス

2章 二流は掛け算で考え、一流は割り算で考える 47
行列ができてしまう残念な店
効率の悪い仕事を″拝見″
ボトルネックは「パスタ鍋」にあった
労働力を投入すること=仕事ではない
なぜ無料で洗車サービスを行うのか
「お預かり′ですかち」
「モノ」から「コト」へ
わが家の愛車を「広告宣伝物」に変える巧妙な仕掛け
ストローを挿してくれる店 「ご自由にお取りください」の店
低価格商品だからこそサービスレベルを上げられる理由とは?
餃子の王将の伝票に隠された、秘密のチェックボックス
「見える化」は、言うは易し、行うは難し
普通の人ががんばればできる「仕組み」が大切
売れるものは「売れる場所」でしか売れない
市場を立体的に考える
二流は積み上げ式で考え、一流は市場全体から考える
残念なパン屋は、商店街にあるから残念なわけではない
言い訳をしている限り、店は寂れていく
「潰れる覚悟がないなら、蕎麦屋を開くな」

3章 残念な人は「塗り絵」ができない 99
残念なビジネスパーソンは、タイミングでまず蹟く
一時間後に電話を折り返すと、風呂に入ってくつろいでいる
「名刺交換がしたい」の不幸
なぜかテレアポブロックを突破してしまう人
「会うと得する」人は誰も断れない
仕事は「塗り絵」で考えよ
「塗り絵」の枠の意味するところは?
営業マンのための「塗り絵」術
年間租利一億円営業マンが実践する「塗り絵」法
ゴールの見えない話し方をすると残念なヤツだと思われる
仕事において「図々しさ」ほ善である
貯金が一億円あったらやらないことは、やらなくていいことである
問題に集中するな、機会に集中せよ

4章 機能だけを磨いても二階には上がれない 137
任せ「られ」ない人に共通する思考パターンとは
共有すべきは「考え方」と「前捉条件」
まずは役を演じる。「自分らしさ」を付け加えるのはその次
残念な部下にならないために上司視点で考える
残念な営業マンの「信用」詐欺
小さな約束を守れない人と大きな約束はできない
残念な履歴書と不快な合コン彼のメールの共通点とは
たった一〇秒で却下される残念な志望動機
履歴書を出す段階からコミュ子グーションは始まっている
趣味をどれだけ深く語れるかで、仕事の可能性が決まる
真剣に取り組んだ仕事は、細部まで鮮明に記憶している
成功のモトは成功である
エンプロイアビリティの裏表
ストーリーのない資格取得に、それだけの価値はない
仕事は年下に頼む
髪が切れなくても、美容院はできる

5章人生を残念にしないためのプライオリティ  183
カレーの中で不動の地位を保つ存在とは何か
成長企業の光と影
「肉」と「玉ねぎ」の両方を同時には選べない
「やりたい仕事」をやらなくてもいい
やりたいことは「やりたくないこと」から見えてくる
高学歴者や大企業出身者が始めるベンチャーはなぜ残念になるのか
「意識改革」はしなくていい
「好き」の反対は「無関心」である
職場は出会いに最適な場所、そして最も恋愛がムズカシイ場所
自分を普通の人だと思うなら、社内の女性と食事に行くな
ギャンブルで″勝つ″と怖くなる金額が、あなたの限界である
″非エンドユーザー″だけに得られるメリットがある
「マイ割り箸」を疑ってみる
自転車操業生活は、選択肢をどんどん狭くする
なぜ人生にはプライオリティ思考が必要か

おわりに……・229

山崎将志やまざき・まさし
ビジネスコンサルタント。東京大学経済
学部卒業。一九九四年にアクセンチュア
入社後、二〇〇三年に独立。事業再生コ
ンサルティングのアジルパートナーズ、
家事を宅配する生活給合支援サービスの
カジタク、5円コピーのAPソリューシ
ョンズ、プロフェッショナル研修の知識
工房等、複数の事業に株主、経営者、実
務担当者の三つの立場から運営に携わる。
主な著書・共著に『ロジカル・シンキン
グの道具箱』 『会議の教科書』 『時間とム
ダの科学』などがある。

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