何が会社の目的を妨げるか [経営]
エリヤフ・ゴールドラット 何が、会社の目的を妨げるのか
何が会社の目的を妨げるか
TOC理論を打ち立てたゴールドラット博士が
どのようにTOC理論を打ち立てたかを知ることが
出来る本である。
フォードの大量生産方式とそれをさらに改良して
トヨタのカンバン方式にがあり、その上でTOC理論が
成り立っているということが記述されている。
個々の部分最適を目指しても、全体として結果につながらない
ことを示したTOC理論は、初めて読んだときは
とても画期的な驚きを覚えたものだ。
ボトルネックをコントロールすることがスループットを
最大にする。つまり本書でも述べられているように
制約部分を改善しなければ、非制約部分をいくら改善しても
全体としての結果につながらない。
それが「集中とはやらないことを決めることである。」という
言葉につながる。
やるべきことが沢山あるように感じているビジネスマンにとって
仕事のやり方もTOC理論で見直せるということを
考えさせられる言葉だ。
何が、会社の目的を妨げるのか
一日本企業が捨ててしまった大事なもの
2013年2月21日 第1刷発行
監修者-ラミ・ゴールドラット/岸良裕司
編 者-ダイヤモンド社
発行所-ダイヤモンド社
エリヤフ・ゴールドラット 何が、会社の目的を妨げるのか
日本を愛してやまなかった父の危惧……
ラミ・ゴールドラット
Part1
言行編
第1章
なぜ、私は『ザ・ゴール』の邦訳を
許可しなかったのか 3
第2章
効率を正しく追求すれば、
むしろリストラの必要はなくなる 11
第3章
繁栄し続ける企業には「調和」がある 17
第4章
適者生存 27
------少量かつ高頻度の受注に即時対応できる
リアルタイムの生産体制を構築せよ
第5章
直伝ゴールドラット博士の20の教え 49
岸良裕司
Part2
論文・著作編 113
第6章
TOCとは何か
ゴールドラット博士のTOC概論 115
エリヤフ・ゴールドラット
第7章
巨人の肩の上に立って 135
-----ヘンリー・フォードと大野耐一の生産革新
エリヤフ・ゴールドラット
第8章
フォードに学び、フォードを超えた男 183
大野耐一の挑戦
エリヤフ・ゴールドラット
第9章
『ザ・ゴール』シリーズ初沢暑が厳選
あなたの常務が覆る50の「至言」 195
三本木亮
解説
月曜日を楽しみな会社にするために 309
岸良裕司
エリヤフ・ゴールドラット(1947-2011)
もともとはイスラエルの物理学者だったが、世界的な経営コンサルタントとして活躍。
1984年に出版された『ザ・ゴール』は、革新的な内容に加え、異色の経歴もあいまっ
て大全世界で1000万人以上が読んだ大ベストセラーとなった。その中で説明した生産
管理の手法をTOC(Theory of Constraints:制約理論)と名づけ、その研究や教育を
推進する研究所を設立した。その後、TOCを単なる生産管理の理論から、新しい会計
方法(スループット会計)ヤー般的な問題解決の手法(思考プロセス)へと発展させ、
生産管理やサプライチェーンマネジメントに大きな影響を与えた。
著書に、『ザ・ゴール』『ザ・ゴール2』『チェンジ・ザ・ルール!』『クリティカルチェー
ン』『ザ・チョイス』『ザ・クリスタルボール』『ゴールドラット博士のコストに縛られ
るな!』(いずれも小社刊)などがある。
エリヤフ・ゴールドラット
ザ・ゴール
2013-06-03 00:36
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