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ワンクリック [経営]


ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛

ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛

  • 作者: リチャード・ブラント
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2012/10/18
  • メディア: 単行本



ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛


アマゾンの創始者ジェフ・ペゾフの軌跡を書いた本です。

アマゾンは1955年から本格的なサービスを始めています。

ペゾフの考えかたは、顧客が満足のするものを提供していく

というものです。

その考え方が、次々に新しいサービスを生み出して

追いすがる競合の一歩先をいくことができたので

現在のアマゾンがあるのです。

おすすめの書籍や本のレビューや、表題にもなっている

ワンクリックで注文ができるサービスなどです。


ペゾフの考え方で、ブレーンストーミングはピザ2枚で足りる人数で

おこなう。少人数で、出てきたアイデアを次から次へと取り入れる。

一人ひとりのアイデアが出せるように「ピザ2枚チーム」を

コンセプトに組織されているようです。

このようにアマゾンはペゾフの影響をつよく受けて成長してきた会社です。

ペゾフは、顧客にサービスを

提供し、コンテンツや使い勝手を良くして現在の状態を得たことをよく

理解しています。

「業界2位の10倍になるには、実は10%だけ優れていればいいのです」

インターネットでの事業間の格差は、わずかな差をつけるだけで

トップになれ、そして大きな差がつくということを示しています。

ワンクリック
ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛
2012年10月22日 第1版第1刷発行
著 者  リチャード・プラント

訳 者 井口耕二
    
発行者 日経BPマーケテイング

283ページ

¥1600E
ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛

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2022 これから10年、活躍できる人の条件 [未来予想]


2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

  • 作者: 神田 昌典
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/01/19
  • メディア: 新書



2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

ある意味私にとって衝撃的な本でした。
著者の神田 昌典さんは、日本一のマーケッターに選出されたことも
ある著名なマーケッターです。
切り口も独特で、今までも多くの刺激を受ける著作を出していました。
その神田さんが、2010年ごろガンを患い、闘病をへてやっと本が書けるまで
復活するという物語があったこと。
さらに、マーケッターとして会社経営の効率を求めて来たことを
見直す活動を、病に倒れる前から始めていたこともこの本で
初めて認識しました。

私が神田さんの本を読み始めたのがこの3年まえからなので、
私が神田さんの考え方を吸収しようと本を読んでいるころ
本とは違う考え方に進めようとしていたとは。
確かに洋書を読む活動などを行なっているのは知っていましたが
それは、コンサルタント活動だけでは収まり切らない幅ひろい
才能がさせる一つの活動の現われだと思っていました。

本の中身にも衝撃的な内容が多く散りばめられています。
歴史は70年周期で繰り返すという話は、以前にも
聞いたことがあります。
しかし、2011/3/11の大震災が1941年の太平洋戦争勃発に相当し
2015年には、終戦記念日に相当する大災害が起こる。(東京直下地震と著者は想定)
そして、日本が復興していくのは2020年。今の中学生から高校生ぐらいの人たちの
中から新しい日本を引っ張っていくリーダが出てくる。そこまでは
日本は今より苦しい時代です。

また 2024年には会社は、なくなる。という予言を出しています。厳密には会社組織とい
形態ではなく、もっと広い意味での社会活動に個人が関わっていく形態に
なっていくということですが。

そして、それを裏付ける経験として神田さん自身の会社が経営危機を向え縮小せざる得ない事態に
なったとの告白がありました。
会社という組織形態では、経営の効率性と商品サービスの革新性と顧客との親近感の
3つが互いにぶつかり合い、歯車がかみあわず会社の文化を止めてしまうといいます。
この3つが調和して初めて事業はうまくいく。そのためには十分な時間をかけて
3つの力を調和させる必要がある。しかし、終身雇用がくずれ、共同体意識が崩壊し
対面ではなく、インターネット上でのコミュニケーションとなり異なる価値観を
持った者同士で理解しあうのが難しくなっている。
だから、理解できる場の範囲を自分たちの得意な分野にしぼり、その他は
アウトソージングすると割り切ることが重要になってきていると著者は
説明しています。

これからは、顧客が求めるのは「共感」「つながり」「優しさ」。
そのコンセプトを理解して、自分たちの得意な分野のみで勝負して
その他の部分は切り離していく。
今、会社にいる多くの人は、組織の中でいろいろな役割で働いています。
設計、製造、営業、サービス、会計、管理。その中で、その会社の得意な
部分以外は切り離していく作業が、会社内のコンフリクトをなくすために
行われていくというのが著者の考えのようです。

著者は、会社から切り離されていく人たちは、自分の得意な領域で
起業をすることを進めています。
今でも、円高やグローバルな競争に遅れをとった企業群で
リストラクチャリングという経営手法で、中高年は会社を離れ
新たな職場を探す事態になっています。
このような形が、更に続き、加速して、多くの個人が会社での役割が奪われ
個人にとっての会社はなくなり
個人が社会とつながっていく社会が今後さらに顕著になっていくのでしょうか。



PHPビジネス新書206
2022
これから10年、活躍できる人の条件
2012年2月3日
2012年4月24日
第1版第1刷発行
第1版第11刷発行
著    者  神  田  昌  典
発 行 所  株式会社P HP研究所
270ページ
¥840E

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

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50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか。 [経営]


50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?

50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?

  • 作者: 林 總
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?

50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか。

この質問にすぐ答えられるのは、会計学などをやって来た方でしょうか。
この本は、管理会計の考え方をベースに、公認会計士の著者が
経営に役立つ考え方を、物語を通して教えてくれるものです。


限界利益という言葉は、経済学をかじってきた方ならご存知だと思います。
この本の題の答えは、表面的に考えると
物語の主人公のヒカリが答えたように、定価がいくらであろうと
「材料費を50円削減すれば限界利益は50円増え、売価を100円増やせば、
 限界利益は100円増えます。」

つまり100円値上げのほうが、管理会計的には儲かるように思えます。
 しかし、料理の値段を決め、材料費を限界利益率を計算すると
 限界利益率は、材料費削減50円のほうが数%ですがたかく、
 売上高、販売数、限界利益を求めると50円コスト削減のほうが
 100円値上げより限界利益が高い。つまり儲かるという事がわかります。
 ここは、詳しくは本で確認してください。

この本で出てきたものの中で、覚えておきたいものは
利益ポテンシャルです。
利益ポテンシャルは、限界利益率X在庫回転速度で求められます。
限界利益率:限界利益/売上高  在庫回転速度:売上高/在庫金額

利益ポテンシャルは値の高いほうが儲かることを表す指数です。
利益ポテンシャルが一定であれば、縦軸 限界利益率、横軸 在庫回転速度とすると
反比例のグラフ(第1象限)になります。
商品Aと商品Bが同じ利益ポテンシャルの場合、同じ反比例の曲線上にのります。
例えば、商品Aが限界利益率0.5で在庫回転速度10回、
商品Bが限界利益率0.25で在庫回転数が20回とすると
両方共利益ポテンシャルは5で同じ曲線上にあります。
したがって商品Aと商品Bは、どちらも同じ儲かる能力があります。

逆に言えば、限界利益率だけで判断すると間違えるということです。
例えば商品Cが限界利益率0.3で在庫回転速度20回の場合、
限界利益率で比べると商品Aのほうが儲かるように思えますが
限界ポテンシャル6の商品Cのほうが儲かると言えます。
薄利多売でも回転の良い商品のほうが利益がでるということです。
これが安売りしても儲かっているお店の原理です。



50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?
2012年10月4日 第1刷発行
著 者 林 總
発行所 ダイヤモンド社
227ページ
¥1500E


50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?

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外国語で発想するための日本語レッスン [思考力]


外国語で発想するための日本語レッスン

外国語で発想するための日本語レッスン

  • 作者: 三森 ゆりか
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本



外国語で発想するための日本語レッスン

外国語で発想するための日本語レッスン

欧米人は論理的、日本人は情緒的な感覚で物事を判断するという
ことが言われています。
日本では、以心伝心、腹芸、などの言葉が使われています。
相手の気持ちを汲んで行動することが日本人同士の間では
求められる場合があります。
しかし、日本人以外の国の人の常識はそうではありません。
やるべきことを明確に指示し、なぜそうすべきかを伝えなければ
思ったとおりに行動してくれません。
なぜ日本は、情緒的な感覚で判断し、外国の人は論理的な説明が必要なのかを
この本が説明してくれます。

それは、国語教育のあり方にありました。
著者は、ドイツで国語の教育を子供時代に受け、その時は
そのやリ方についていけなかったが、再度、社会人になって
商社の人間として東ドイツで工場を建てる一員として働いていた
時に理解できました。仕事の議事録では、なぜそのような根拠で述べているかについて
どこで発言したかという事実にそって議論されていました。
事実に沿った記述に基づき議論するということが
子供時代に理解できなかったドイツ式の国語教育
テキストの分析と解釈という方法を理解することにつながったと言っています。

つまりドイツに限らず外国の国語教育はテキストに書いてある文章を
もとに、テキストに書かれている事実に基づいて説明する
訓練を行うものだそうです。
ひとつのテキストをもとに作者の考えの流れを議論する。その根拠を
テキストに書かれている内容をもとに説明する。このようなやり方の
訓練受けているのです。

日本語の国語教育では、もう少し漠然としています。
作者の意図を自分の考えで
述べるようなやり方です。そして答えは問題を作った作成者の考えに
一致していないと正解ではないというところがあります。
本の中に例があるのですが、ある小説の作者に子供がいて、テストの問題に
その作者の意図をとう問題がでた。
テストの答えについてその子供が作者である自分の父親にどのような
意図でその小説を書いたかを聞くと、テストの答えとは違う意図だと
答えたという。つまり、問題作成者の感性でつくられた問題は、
個人の感性でつくられたもので、文中のテキストに基づいた
事実で論証できるような問題でないというのが日本式の国語教育です。

私は、だから日本語の国語教育が間違っていると言いたいのではありません。
日本人は国語教育の中で、個人の考えに基づきながら大枠で物事の意図を
捕まえる訓練をやってきているのです。
文章の中のエッセンスを自分なりに解釈して完全に論証できなくても
方向性を一致させたり、多くの人が解釈する考え方を
学ぶやり方を習得しているのではと思いました。
外国の国語教育のように事実に基づいて倫理的に説明できる思考法は
どんな人にも同じ考え方を理解させることができます。
つまり論理的であるということは、ある程度考えが
その事実に縛られる結論しか出せない
という結果になります。

逆に日本人のように個人の考えをもとに、文章の意図を
一致させるという文化では、
日本人には、わかるが他の外国人には、
論理的に説明できないところは残る。
それが日本人の中だけではわかるという独特な文化を育てていると
いえるのではないでしょうか。
いま、日本的な感性が受け入れられてきています。
例えば、漫画や、アニメ、ファッションの世界などです。
このような分野でも、論理的ではないが、
大枠で正しい真理に到している日本的な思考法が
使われているのではないでしょうか。
美しい、かわいい、おもしろいなどの思考や考え方は、
論理的なだけでなく、飛躍がある方が
深みがでてくるのではないでしょうか。

日本人は、論理的な考え方、説明の仕方が
不足しているという指摘があります。
グローバルな時代に仕事をグローバルにやる時、
人に協力を求めるためには
相手に理解して貰う必要があります。そのため、
論理的な「テキストの分析と解釈」という
方法を理解する方法を取得する事が重要です。
しかし、自分が仕事を創っていくときは、
日本的な感性に基づく
創造性が必要であり、求められているものです。
外国の人が日本的な感性を身につけるのは、難しいでしょう。それは
小学校から大学までの16年間の時間の中で育まれたものだから。
しかし、論理的な考え方は、訓練すれば、身につくものなので
日本人のほうが感性と論理の両方を身につける可能性は高いです。
多くに日本人が、この本の「テキストの分析と解釈」の論理的な考え方
を学び、感性と論理を両方身につけ
今後のグローバルな活躍ができると考えます。


外国語で発想するための日本語レッスン
二〇〇六年五月二〇日
二〇〇六年六月 九 日
発行所 株式会社 白 水 社
著 者 三 森 ゆかり
219ページ

外国語で発想するための日本語レッスン

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アイデアは才能では生まれない [仕事力]


アイデアは才能では生まれない

アイデアは才能では生まれない

  • 作者: 美崎 栄一郎
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2012/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



アイデアは才能では生まれない

アイデアは才能では生まれない

アイデアを製品に実現した商品開発者の行動を通して
どのように新しいアイデアを生み出し、ヒット商品につなげたかという
勘所を説明している本です。
著者自身も花王で「ソフィーナファインフィット」というファンデーションを
創りだした人です。男性でありながら女性が欲しいと感じるものを作るために
どのように行動し、評価して、製品を作ったかを始めに話しています。
1番目のポイントは
「人がやらない方向で仕事をすると画期的なアイデアや仕事になりやすい」
というものです。具体的には、著者は、ファンデーションの評価を他人に
任せるという方法をとりました。信頼して評価できる人を
まず調査して開発した商品の評価はその人に任せるというやり方です。
すべて自分で出来なくても、自分の得意なところを活かすやり方で
うまくいくという実践的な例を得て、私自身に仕事の進め方にも
使えないかとヒントをもらえた感じがしました。

商品企画の段階で、ニーズを探すときには
「答えはかならず現場にある」です。
「消費者は今あるものに対してよい悪いは批評できるけれど、ないものを
具体的にイメージすることは難しいのです」
つまり、顧客が困っていること、不便に感じている声を
聞き取り、それに対する答えをプロフェッショナルの視点で
製品化することです。
最近よんだ本に

1通のクレームから必ずヒット商品が生まれる
』というのがあります。この本にもそうして商品化できたものやサービスを変えて
ヒット商品になった例があります。
出版が2007年なので例は古いですが旭川東山動物園や、無洗米、通勤快足など



現在は、デジタル化やインターネットで技術的な情報格差や技術資産の蓄積が
参入障壁を低くしています。あたらしい技術をつくってもすぐ
模倣され、安売り競争になっていきます。
模倣されないようにこだわることもアイデアを出す上で大事な部分です。
1.全く異なる業界のよいところを取り入れる
2.競合候補がそのサービスを行うと自社事業を否定することになる内容
3.自社じぎょうらしいサービスをすること

競合がサービスをおこなうと自社事業を否定することになる内容とは、
自分の競合が広告代理店の場合に、サービスを導入すると
広告効果がわかるので、広告とりやめの提案になるというサービスであれば
広告代理店は模倣してこないというサービスです。


アイデアを企画にして上司やスポンサーに説明するときに
「人間は、自分が見たいと欲するものしか見ない」という言葉は
肝に命じて望むものだと再認識しました。
話し手は、発表の機会があると自分の苦労をすべて、話そうとします。
しかし、必要なのは、「結果とそれを裏付ける根拠が簡単にまとめられた
ストーリー」だけが興味を覚えた時に必要なだけです。


「企業においてアイデアを出すためには制約条件をきちんと把握することが必要」です。
そこから一歩先に踏み出すと発想する対象を広げるとアイデアがでると
著者は締めくくっています。

アイデアは才能では生まれない
2012年7月25日 1版1刷
編著者 美崎栄一郎
発行所 日本経済新聞出版社
225ページ
¥1500E

アイデアは才能では生まれない

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日本人が知らされていないお金の真実 [経済]


日本人が知らされていない「お金」の真実

日本人が知らされていない「お金」の真実

  • 作者: 高橋 洋一
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 単行本



日本人が知らされていない「お金」の真実

日本人が知らされていないお金の真実

デフレと円高。現在の日本を襲っている経済不況は、この2つの経済現象が
原因だ。しかし、著者は、日銀の政策こそがデフレも円高も引き起こしているという。
著者は、「お金の供給量が少ないと円高になるとともにデフレになる」

自国のお金の供給量を増やすと相手国の為替レートに対して
相対的に安くすることができ、相手の為替レートがあがる。
言葉で表すとピンとこないが、
1ドル100円の関係で考えると日本の貨幣総量を仮に100万円とすると
アメリカの貨幣総量は1万ドルになる。
アメリカが貨幣を2000ドル増やすと
貨幣価値は同じだが100万円と1万2000ドルになり
為替レートになおすと100円と1.2ドル。これは
83.3円と1ドルになり円高になる。
このようなことは、政府も、財務省関係者も日銀もすでに
周知のことだろう。
それなのになぜ、デフレも円高も是正しないのか。
信じられない理由が本には書かれている。
財務省は、デフレのままで、経済立て直しの名目で消費税導入をはかり
消費税での利権をえる。財務省が差配する範囲を拡大するまで
この状態を保っているという。
一方日銀は、お金の価値を下げたくないのだという。自分達が管理している
日本銀行券は、現在円高で価値が高い。この価値をわざわざ下げるような
政策を採りたくないという理由以外に正当な理由はないと著者は言っている。
デフレ解消には、管理インフラが世界の中央銀行の趨勢だという。
インフラ率は2から3%の国がおおく、著者の意見もインフレターゲットを
決める政策をとるべきだという内容だ。
この前、衆議院選の党首討論会で、幾つかの党の党首が
貨幣供給量を増やしてインフレ気味にする経済政策をとると
いっている。
正しい経済政策が何なのか。間もなく現実の政策でも
実感できるだろうか。

日本人が知らされていない「お金」の真実
2012年10月5日 第1刷
著  者   高橋  洋一
発 行 所  青春出版社
¥1300E
205ページ


日本人が知らされていない「お金」の真実

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ユニクロ 世界一をつかむ経営 [経営]


ユニクロ 世界一をつかむ経営

ユニクロ 世界一をつかむ経営

  • 作者: 月泉 博
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2012/07/07
  • メディア: 単行本



ユニクロ 世界一をつかむ経営


多くの日本企業が経営の低迷の陥っている中、2012年4月には

株価が1万9千円に達し、時価総額がパナソニックやソニーなどの

時価総額をこえた。このユニクロの経営の強さを解き明かすという

内容になっている。

安売りの衣料品メーカがなぜここまで成長したのか。

それは、安さだけが原因ではない。

需要より供給のほうが圧倒的に多い供給過剰の市場では

ユニクロの柳井さんは、

「マーケットに入り、マーケットのニーズがどこのあるかを

いかに早く、的確につかむかが重要になります。」

人々は理由のある安さを求めているので、その理由を明確にして

その上で安いだけでない何かを追加しているから

ユニクロは消費者に受け入れられているということがこの本を

読むとよく分かる。

そして売れる要素、例えば、「暖かく冬を過ごせる」の情報を

消費者にきちんと伝えているところがユニクロの強みのようだ。

広告費も300億円以上投入している。



柳井氏は、「マーケットは自分でつくるもの」という意思を

はっきり打ち出して経営しているという。

ヒートテックやフリースなどのヒット商品を次々だしていくのも

わけがある。

生活ニーズに密着した「ありそうでなかった商品開発」を

常に30から40追いかけている。その中で実現化するのは

せいぜい1から2割だという。

しかしそのような経営手法をすすめるのも

マーケットは自分でつくるものという意思を反映している結果だろう。

この20年、日本は失われた20年といわれ、経済が落ち込んでいる。

ユニクロの柳井氏のように、自分の意思で切り開く経営者が少なくなり、

MBA的な考えに沿って経営効率重視、損しない経営を目指した結果

日本、欧米などの経済は悪化して来ているという結果になっているとは

いえないだろうか。


ユニクロ 世界一をつかむ経営
2012年7月6日 1版1刷
著 者 月泉 博
発行者 斎田 久夫
発行所 日本経済新聞出版社

ユニクロ 世界一をつかむ経営

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問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門 [仕事力]


問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

  • 作者: 横田 尚哉
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2010/08/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門


ファンクショナル・アプローチ入門

ファンクショナル・アプローチとはもともとアメリカの製造業の

GEが開発したものです。

ローレンスDEマイルズ氏が、モノを調達しているのではなく

機能を調達していることに気づいたことから発想したアプローチです。

マーケティングでは、お客さんはドリルを欲しがっているわけではない、穴を開ける

ことを欲しているという有名な話がありますが

フェンクショナルアプローチも本質は何かを捉える考え方です。

通勤や稟議やホウレンソウ(報告、連絡、、相談)、マニュアル、社内規則など

企業のありふれた日常行動の本質とは何か改めて考えると

無駄な時間をハンコをもらうために費やす必要はないですし、

会社の形態をかえることで、満員電車での通勤の必要な場合と

必要でない場合を明確にできるということがわかります。

また、マニュアルや社内規則にたよることは、均質な作業や同質な人材を

つくることができますが、企業にとって本当に同じ対応ばかりで判断できない同質な人材

ばかり作っていいのかと疑問になってきます。

まず、モノや形態や仕組みなど機能から見なおして何が本質なのかを

考える習慣は、いまのマニュアル社会には必要な視点です。

それにより、無駄なこと、過去からの慣習でやっていること、過剰な手続き

などを見直し効率的な行動がとれるようになります。

それぞれの本質は以下のように書いてありますが

どのように機能を導き出すかを学ぶことのほうが重要です。

通勤:業務成果をだす(業務効率を上げる、業務作業を促す、業務停滞をへらす)

稟議:承認手続きを円滑にする(承認したことを伝える、本人であることを立証する、
承認の手間を減らす、立証の手間を減らす)

ホウレンソウ:作業効率を高める(トラブル増大をふせぐ、調整もれをふせぐ、
作業のむだを防ぐ、不安を減らす)

マニュアル:行動を合わせる(判断ミスをへらす、行動ミスを減らす、情報ミスを減らす)

社内規則:管理を円滑にする(社員の質をそろえる、処理量をへらす)

この他にもドライヤー、河川工事、街のカフェなどいろいろなものを

機能からみる練習が出来る本です。

問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門
発行日 2010年8月10日 第1刷


Author 横田尚哉
Book Designer 寄藤文平 坂野達也(文平銀座)


Publication 株式会社ディスカヴァー・トウエンティワン

問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

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残念な人の思考法 [思考力]

残念な人の思考法

経営コンサルタントの著者が「残念な」つまり改善する余地のある
考え方や仕組み仕事のやり方についてヒントを貰える本です。
サービスがマニュアルで決められるとそのとおりにしか行われない
店もあるし、工夫して行える店もある。
しかし、工夫しておこなったサービスが例え個人により行われたものでも
そのお店や会社への貢献が大きいということを著者はいっている。
低価格でも安かろう悪かろうではなくその中でできることを
取り入れるところがビジネスがうまくいっている。
そして低価格だからこそ商品やサービスのレベルをあげるチャンスがある
というのが著者の意見です。

ビジネスでは何をいくらで売るかのマーケティングが重要だと
企業側の立場では、考えてしますが、
自分がお客の立場にたって考えるとものや値段ではなく
自分のやりたいこと困っていることを解決する商品であれば
値段に関係なく買わなければならないと考える。
このような考えで商品を企画していくことができれば
それこそがマーケティングになっている。

プロダクトライフマネージメントについては、市場の進展度合いについて
取るべき戦略が異なる。
いかに成長期を生き残り、市場の成熟期から衰退期にかけての
利益を最大化するかが企業にとっての重要事項だ。
「マイケル・デルは、製造関係費が競争のポイントだった時代に、
高度なサプライチェーンを構築し、低価格戦略に打って出た。
IBMはネットブック時代が来る前に、中国の会社にPC事業を売却してしまった。」
まずい事業計画は前年実績に伸びを率を掛けあわせてつくられる。優れた事業計画は
常に市場に対するシェアをベースに立てられると著者の意見だ。
これを読んで思い出したのがソニーのTV戦略の失敗だ。
ストリンガー氏を紹介する
ソニー本「ストリンガー革命 ソニーの何を変えたのか 」で、
ソニー液晶TVの事業計画が
まさにこのように立てられたことが書かれていた。
2010年の世界売上予想が1億2千万台でその時のソニーのシャアが約3割。
だから事業計画は4000万台とされた。
結果は、液晶TVの価格下落に対応できずにその半分がやっとだった。

このように残念な人の思考法を知り、それに注意すれば少なくとも
残念な結果に終わることは避けられ、別の展望が開ける可能性が
ある。

残念な人の思考法
二〇一〇年四月 八 日 一刷
二〇一〇年九月二十四日 十四刷
著者 山崎将志
発行所 日本経済新聞出版社
230ページ
¥850E
残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

  • 作者: 山崎将志
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/04/09
  • メディア: 新書



残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法

経営コンサルタントの著者が「残念な」つまり改善する余地にある
考え方や仕組み仕事のやり方についてヒントを貰える本です。
サービスがマニュアルで決められるとそのとおりにしか行われない
店もあるし、工夫して行える店もある。
しかし、工夫しておこなったサービスが例え個人により行われたものでも
そのお店や会社への貢献が大きいということを著者はいっている。
低価格でも安かろう悪かろうではなくその中でできることを
取り入れるところがビジネスがうまくいっている。
そして低価格だからこそ商品やサービスのレベルをあげるチャンスがある
というのが著者の意見です。

ビジネスでは何をいくらで売るかのマーケティングが重要だと
企業側の立場では、考えてしますが、
自分がお客の立場にたって考えるとものや値段ではなく
自分のやりたいこと困っていることを解決する商品であれば
値段に関係なく買わなければならないと考える。
このような考えで商品を企画していくことができれば
それこそがマーケティングになっている。

プロダクトライフマネージメントについては、市場の進展度合いについて
取るべき戦略が異なる。
いかに成長期を生き残り、市場の成熟期から衰退期にかけての
利益を最大化するかが企業にとっての重要事項だ。
「マイケル・デルは、製造関係費が競争のポイントだった時代に、
高度なサプライチェーンを構築し、低価格戦略に打って出た。
IBMはネットブック時代が来る前に、中国の会社にPC事業を売却してしまった。」
まずい事業計画は前年実績に伸びを率を掛けあわせてつくられる。優れた事業計画は
常に市場に対するシェアをベースに立てられると著者の意見だ。
これを読んで思い出したのがソニーのTV戦略の失敗だ。
ストリンガー氏の業績を紹介する
ソニー本「ストリンガー革命 ソニーの何を変えたのか 」で、
ソニー液晶TVの事業計画が
まさにこのように立てられたことが書かれていた。
2010年の世界売上予想が1億2千万台でその時のソニーのシャアが約3割。
だから事業計画は4000万台とされた。
結果は、液晶TVの価格下落に対応できずにその半分がやっとだった。

このように残念な人の思考法を知り、それに注意すれば少なくとも
残念な結果に終わることは避けられ、別の展望が開ける可能性が
ある。

残念な人の思考法
二〇一〇年四月 八 日 一刷
二〇一〇年九月二十四日 十四刷
著者 山崎将志
発行所 日本経済新聞出版社
230ページ
¥850E

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

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お客様の心をグッとつかむ「色」の法則 [体と健康]


お客様の心をグッとつかむ「色」の法則 (アスカビジネス)

お客様の心をグッとつかむ「色」の法則 (アスカビジネス)

  • 作者: 山本 真弓/田中 ひろみ
  • 出版社/メーカー: 明日香出版社
  • 発売日: 2012/07/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



お客様の心をグッとつかむ「色」の法則 (アスカビジネス)

お客様の心をグッとつかむ色の法則

色のセンスが良くなりたいと思ったことはありませんか。
私は、自分の服装を決めるときやプレゼンテーションの資料作成の
時にいつも思っています。

そのためには、この本では、色の基本を教えてくれるので
自分のセンスをいきなり良くすることはできなくても
間違えた使い方をしなくなります。

色の基本は3つの特徴を押さえることです。
色の基本は、色相(色味、色合い)、明度(色の明るさ、暗さ)
彩度(色の鮮やかさ、混ざり具合)です。

色の使い方の基本は色相でまとめる。
色の調子(トーン)でまとめる。この2つを押さえれば
初心者は、大丈夫のようです。
トーンは色の明るさや鮮やかさの程度で決められます。

色の名前を覚えることも重要です。この本はカラー見本をみて
覚えることも可能です。

ビジネスに色を活かすにはどうするのか
色に対するイメージと色の特徴を組み合わせて
商品やディスプレイや店内の色を決める事例が説明されています。

例えば、グリーンのパッケージのカレー食品の包装の色を
暖色系にかえるとおいしそうになり売上アップにつながる
という手段もあるようです。

アンチエージングに色は、役立ちます。年をとると落ち着いた黒っぽい
色が増えてきます。
肌の色を明るく見せることがポイントです。
反射率の高い明るい色を用いて年齢による肌の変化に対応します。
パーソナルカラー=自分に似合う色をもちいたり
若い頃よりやや鮮やかな色=くすみすぎないクリアな色を用いて
肌色のくすみを目立たなくします。
ヘアカラーは、似合うブラウンで顔色を明るくみせるようにします。

このように色を使う方法をさまざま得られる有用な本です。


お客様の心をグッとつかむ「色」の法則

2012年 7月14日 初版発行  
著 者 山 本 真 弓
発行 明日香出版社
178ページ
¥1500E

お客様の心をグッとつかむ「色」の法則 (アスカビジネス)

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